昼仕事
2010年3月23日女の子にはキツい
男は家庭があるから仕方ないだとか
そんなこと
言う必要あって?
普段は
お客様の事は
「一本」と言わず
「一名」と言うのが私の思い
だけどこんなときは
一本って呼びたくなる
男は家庭があるから仕方ないだとか
そんなこと
言う必要あって?
普段は
お客様の事は
「一本」と言わず
「一名」と言うのが私の思い
だけどこんなときは
一本って呼びたくなる
痛い
2010年3月14日頭が痛い。
まさか…風邪…?
嫌だよ。
顔色が悪いって、
妹に心配されたけど笑って返した。
今夜も、ちゃんとお仕事できますように。
さすがにそろそろ、
新人じゃないもんね。
まさか…風邪…?
嫌だよ。
顔色が悪いって、
妹に心配されたけど笑って返した。
今夜も、ちゃんとお仕事できますように。
さすがにそろそろ、
新人じゃないもんね。
お客様がこない。
2010年3月12日暇
今夜はよくて一本だけ…なのかな。
せっかくスタンバイしてるんだから、稼ぎたいわ。
来週は張り切って沢山入れた。
貯金、貯金。
私はとにかく、稼がなくては。
今夜はよくて一本だけ…なのかな。
せっかくスタンバイしてるんだから、稼ぎたいわ。
来週は張り切って沢山入れた。
貯金、貯金。
私はとにかく、稼がなくては。
恋。
2010年3月12日恋。
してない。
風俗嬢だから、あたりまえか(笑
だけど、私に恋してくれてる男の人はいる。
でも遠距離。
きっと、彼は、私が今こんな事になってる事、想像もしてないだろうなぁ……
彼を思うと、少し、胸が痛む。
彼がもし告白してくれたら、私は素直に受け入れて、
その日から風俗、あがろうと思ってる。
だけど多分そんな日は当分来ない。
ああ、忙しい人に惚れられた辛さよ。
……貯金が貯まるまでは、まだやめるわけにもいかないから、いいか。
してない。
風俗嬢だから、あたりまえか(笑
だけど、私に恋してくれてる男の人はいる。
でも遠距離。
きっと、彼は、私が今こんな事になってる事、想像もしてないだろうなぁ……
彼を思うと、少し、胸が痛む。
彼がもし告白してくれたら、私は素直に受け入れて、
その日から風俗、あがろうと思ってる。
だけど多分そんな日は当分来ない。
ああ、忙しい人に惚れられた辛さよ。
……貯金が貯まるまでは、まだやめるわけにもいかないから、いいか。
私の半生について話そうと思う。
2010年3月12日身元がバレない程度に、適度に。
田舎町に生まれ、DV父親と泣き虫の母親の間に生まれる。
子供のころは、ただ妹をDV父親から守って生きる事だけを考えて生きていた。
勉強、態度、家事。なににつけ、父親は私を罵りなじった。
それでも私が家出をしたり自暴自棄に走らなかったのは、妹がいてくれたから。
妹は集中攻撃を受ける私にいつも優しく接してくれた。
泣いてばかりいる母親以外で、妹だけが私の救いだった。
私は高校を出て、そのまま就職した。
初めは実家から通っていたが、妹の大学進学を期に、
貯めていた貯金で妹と一緒に一人暮らしを始めた。
父は妹は可愛がっていたので、妹の学費だけは出してくれた。
妹は今、大学で必死に語学を学んでいる。
できの悪い私とは違って、非常に頭がよく、
私が好きなレディ・ガガの曲を一緒に聞きながら、歌詞を翻訳してくれたりする。
時々海外ニュースも、私に読んで聞かせてくれる。本当にできた妹。
私はとある企業の事務員として働いていた。
女の同期はいなかったけれど、お局様もいる、優しい先輩もいる、楽しい男の同期もいる、
割と働きやすい職場だった。
だけど。
……この続きは、まだ、書きたくない。
とにかく、私はある事件に巻き込まれて職を失った。
そして転職先を必死で探したが、このご時世。
半年、仕事が見つからなかった。
貯金はもう底を尽きた。
でも、妹に今以上アルバイトをさせるわけにはいかない。
妹は学業に専念させて、立派な人にさせなければという、姉としての矜持がある。
だから私は、妹に嘘をついた。
「お姉ちゃん、明日からスナックで働く事にしたよ。」
妹は非常に困惑していたが、最終的には同意した。
そして、私に泣きついて、
「なんでお姉ちゃんばっかり辛い目に遭わなきゃいけないの」
って言ってくれた。
私は妹の涙だけで、十分だった。
そして私は、風俗嬢になる道を選んだ。
妹を食べさせる為。私が食べる為。
次の仕事を探す時間を持ちながらできる、簡単で高収入のお仕事。
ありがたい事に、今まで嫌なお客様に遭った事はない。
初めてのお客様の時も、すんなりとお客様と接することができた。
多分、そういう本能を、持っていたんだろう。
そして私は、今夜もお客様のお相手をする。
いらっしゃいませこんばんは。
ひとときの夢を、どうぞ。
田舎町に生まれ、DV父親と泣き虫の母親の間に生まれる。
子供のころは、ただ妹をDV父親から守って生きる事だけを考えて生きていた。
勉強、態度、家事。なににつけ、父親は私を罵りなじった。
それでも私が家出をしたり自暴自棄に走らなかったのは、妹がいてくれたから。
妹は集中攻撃を受ける私にいつも優しく接してくれた。
泣いてばかりいる母親以外で、妹だけが私の救いだった。
私は高校を出て、そのまま就職した。
初めは実家から通っていたが、妹の大学進学を期に、
貯めていた貯金で妹と一緒に一人暮らしを始めた。
父は妹は可愛がっていたので、妹の学費だけは出してくれた。
妹は今、大学で必死に語学を学んでいる。
できの悪い私とは違って、非常に頭がよく、
私が好きなレディ・ガガの曲を一緒に聞きながら、歌詞を翻訳してくれたりする。
時々海外ニュースも、私に読んで聞かせてくれる。本当にできた妹。
私はとある企業の事務員として働いていた。
女の同期はいなかったけれど、お局様もいる、優しい先輩もいる、楽しい男の同期もいる、
割と働きやすい職場だった。
だけど。
……この続きは、まだ、書きたくない。
とにかく、私はある事件に巻き込まれて職を失った。
そして転職先を必死で探したが、このご時世。
半年、仕事が見つからなかった。
貯金はもう底を尽きた。
でも、妹に今以上アルバイトをさせるわけにはいかない。
妹は学業に専念させて、立派な人にさせなければという、姉としての矜持がある。
だから私は、妹に嘘をついた。
「お姉ちゃん、明日からスナックで働く事にしたよ。」
妹は非常に困惑していたが、最終的には同意した。
そして、私に泣きついて、
「なんでお姉ちゃんばっかり辛い目に遭わなきゃいけないの」
って言ってくれた。
私は妹の涙だけで、十分だった。
そして私は、風俗嬢になる道を選んだ。
妹を食べさせる為。私が食べる為。
次の仕事を探す時間を持ちながらできる、簡単で高収入のお仕事。
ありがたい事に、今まで嫌なお客様に遭った事はない。
初めてのお客様の時も、すんなりとお客様と接することができた。
多分、そういう本能を、持っていたんだろう。
そして私は、今夜もお客様のお相手をする。
いらっしゃいませこんばんは。
ひとときの夢を、どうぞ。